山の幸探訪!ツチカウ記者がワラビ採りに行ってきた

地方×農業

5月の連休も終わり、一週間ほど経ちました。今年は新型コロナウイルスの影響で、例年とは違う連休を送られた方も多かったことでしょう。

私達のツチカウでも、新型コロナ関連の話題を扱うことが多くなってきました。自粛に次ぐ自粛、出口のない日々、新しい生活様式…ついついネガティブになってしまいますが、改めて農業などの一次産業、海の幸・山の幸、旬の農産物などのありがたみを知る機会に恵まれたという考え方もありますね。

そんな複雑な思いを抱えながらも、田舎暮らしをしている記者は、この連休にワラビ採りに行ってきました。そんな田舎の山の幸をレポートします。

台風の爪痕も残る川沿いの畑に案内されました。

ここは自然豊かな山間地。田んぼや畑が広がる中、細々と住宅が点在するような地域。そんな中を、近隣の農家さんに案内されて来た場所が、通称「ワラビ畑」です。

地域を流れる川沿いの地には、今もなお昨年の台風19号の爪痕である流木が打ち上がっていました。こんなところにまで水が来ていたんですね…。

しかしその地には緑が生い茂り、今年もワラビがひょいひょいと顔を出していました!地面から螺旋を描きながら空に向かって伸びるひょろっとした柔らかそうな茎が、山々を背に小さな春の到来を告げています。

ワラビ畑。山間部ならではの風景です。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、所々にひょんひょんと伸びているワラビの姿、見えますか?カゴを手に、腰をかがめて記者もワラビを探します。

案内してくれた農家さんは、「ワラビは上から眺めていても見えないです。地面と目線が平行になるようにしゃがんでください。伸びているのがわかりやすいでしょう」と教えてくれました。「そこそこ伸びているな、と思えば採っていいです。成長が早いから、採っても数日すればまた生えてきます」とのこと。

ワラビの茎は柔らかいので、手で簡単にポキポキと折るようにして採ることができます。やってみるとこれが面白い。ワラビに登ってくる蟻と格闘しながらも、採ること1時間弱。気付いたらカゴの中はワラビで埋め尽くされていました。

まだ途中です。

「初採れですからね、柔らかくて食べやすいワラビですよ」

農家さんに食欲を刺激される励ましの言葉をいただきながら、ポッキンポッキンとワラビを採取。雑草も生えているし、蟻も蛙も至るところで顔を出し、ついでに蜂も飛んでいるような自然そのものと言える土地を踏みしめながら、初夏の風の中で山菜採りに夢中になっていました。

夕方になって、そろそろ帰ろうという頃には、カゴの中は採りたてのワラビでいっぱい。

3人で2時間弱。実際にはこれの5〜6倍ぐらいの量が採れました。

白くて短くて柔らかい毛に覆われたワラビの茎は緑色が美しく、春を代表する山菜としての存在感たっぷり。記者も久々に土を踏みながら自然との戯れを楽しみました。

採れたワラビは新鮮なうちに灰とお湯に一晩浸けて、アク抜きをします。
それでも山菜のアクの強いほろ苦い味わいは、味覚を通じて春の訪れを感じさせてくれる、まさしく「山の幸」。農産物というかいわゆる山菜なのですが、田舎暮らしを楽しむ農家さんたちにとっては、季節感の豊かなごちそうです。

縁あって、ワラビ採りという貴重な体験をしてきた記者は、翌日のおかずも手に入れてご満悦。春の味覚をたっぷり味わうことができました。

この記事が掲載される頃は、ワラビのシーズンからは少しピークを過ぎているかもしれませんが、まだまだタラの芽やコゴミ、ウド、コシアブラなどの山菜を楽しめると思います。自粛続きの自宅生活の中に、そんな春の味覚をふんだんに取り入れてみるのも、この国ならではの季節の味わい方と言えるかもしれませんね。

また来年も季節が来たら、ワラビ採りに行きたいな…
そんなことを思う記者なのでありました。

s.yamamoto

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ツチカウ編集部の山本です。マーケティングを生業としながら、米とカボチャを生産する両親を支えつつ、日本の農の未来に想いを寄せています。

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