農業はついにここまできた!都市型農業の代表格infarm(インファーム)がすごい 

社会×環境×農業

みなさんが野菜を購入する上で求めることって何でしょうか?
新鮮なものを、なるべく早く?美味しいものを、安心できる流通で?
それともこれら全てでしょうか?
例えば遅い時間にスーパーに行ったりすると、もうあまり鮮度の高くなさそうな野菜ばかりが残っていたりして、そんな時ちょっとがっかり・・・なんて経験がある方もいるかもしれません。
しかし今、ヨーロッパでは新しい農業・流通の形が誕生しており、それは今までの農業における概念を覆すようなものとなっています。鮮度の高いものがすぐに手に入る、というのが実現するだけでなく、環境や社会問題にも配慮しているこちらの農業の形は現代の社会にぴったりだと思います。
今日はそんな農業の形を実現したスタートアップ、infarm(インファーム)についてご紹介します!

infarmとは

引用元:https://www.infarm.com/

infarmとは、現在ヨーロッパで注目されている農業系スタートアップです。
なぜ注目されているのか、それは現代の社会に適した農業の形や斬新なビジネスモデルに基づいて農業界・食品業界に新たな旋風を巻き起こしているからです。

社会問題を考慮した新しい農業の形

現在、農業界そして社会全体で懸念されているのが世界的な人口の増加。
国連が発表した世界人口の推移では、現在77億人である人口が2050年には97億人になると言われています。(引用元:https://www.unic.or.jp/news_press/info/33789/
ここで議題に上がるのは、食糧不足の問題。
どの国も自国の国民が食べていけるように、食糧を確保していく必要があります。
しかし、土地は限られているし、むやみやたらに食糧確保を促進しても、地球には悪い影響を及ぼしてしまったりと、あまりいい未来が待っているとは言えません。
そんなとき、infarmが登場。
彼らは垂直農法という、

高層建築物の階層、及び高層の傾斜面を使用して垂直的に農作業、動物の育成を行う方法

ウィキペディア

を採用し、これを屋外ではなく屋内で野菜を栽培することができるようなシステム作りを進めています。
垂直農業がなぜ垂直と言われているかというと、一般的な、農地での栽培が横に広がっているのに対し、垂直農法ではそれを縦にすることで、狭いスペースでも栽培を可能にするような仕組み作りをしているからです。
栽培するのに多くの土地を要さないため、土地不足などといった問題や土地利用による環境破壊の心配などにもポジティブに対処することができるのです。

新鮮な野菜を、その場ですぐ

infarmではスーパーマーケットやレストランのバックヤードといった狭いスペースを有効活用し、実際に販売または使用できるような野菜作りをしています。
彼らは “100% LOCAL(100% 地元で)”というキーワードの元、消費者が購入する食べ物が、生産から販売まで、消費者がそれを買うのに費やす時間または距離よりかかってはならないと考え、全ての作物を消費者のすぐそばで栽培しています。
この信念に基づくことによって、社会・環境問題に考慮するだけでなく、我々一般消費者が新鮮な野菜をいち早く手に入れることができることにもつながります。

infarmが実現したこと

引用元:https://www.infarm.com/

水の使用量95%減

普通に土壌で栽培するより95%も、水の使用量を減らすことを成し遂げています。

肥料の使用量75%減・農薬無使用

室内での栽培のため、農薬の使用は一切ありません。

流通にかかる時間90%減

生産から販売まで、流通にかかる時間というのはとても長くなってしまいます。そこで新鮮ではなくなってしまう野菜もありますし、地方などで採れるものは都会まで運ぶ際、時間がかかるので少し早めに収穫するため、作物本来のおいしさが少し失われてしまう可能性もあります。
infarmのファームは食べる人のすぐそばにあるため、そんな心配をする必要はありません。

infarmのビジネス力

サブスクリプション型のビジネスモデル

infarmはファームを売るのではなく、システムと管理体系ごと売り、月額費用を支払ってもらうというサブスクリプション型のビジネスを遂行しています。
購入者はinfarmと共に栽培計画を練り、システムの管理や作物のケアなどはinfarmが行っており、管理体制は毎日24時間年中無休でinfarmが持つ全てのファームの状態を管理し、時には調整などを施しています。(引用元:http://think-society.heapsmag.com/infarm-urban-farm-network-city-food-infrastructure/
ただ売ってそのまま放置するのではなく、一緒に作り上げていき、それが将来的に大きなネットワークとなり、野菜栽培の持続可能性を高めていく。そんなビジネスモデルをinfarmでは掲げています。

農業界の未来を明るくするinfarm

実際、ヨーロッパやアメリカのスーパー、レストランなどではinfarmのファームを設置・機能させているところが増えてきています。
日本でももし導入されたら、今までの農業に対する価値観がまた少し変わるかもしれません。
世界の農業界で注目されているinfarm。今後の活躍に期待できそうです!

Yui Takato

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ツチカウ編集部のYuiです。よろしくお願いします!

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