今だから始めたい家庭菜園…ミニトマトを栽培してみよう!

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「おうち時間」が増えている昨今、家庭で過ごす時間を利用して、手軽に新鮮な野菜を栽培してみたい…そんなことを思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

初心者の方でも比較的簡単に育てられる野菜はいくつかありますが、今の時季に仕掛けるなら、ミニトマトなどは見た目も鮮やかでオススメです。(SNS等でベランダで育てたミニトマトをアップしている人も時々見かけますね)

今回は家庭菜園でミニトマトを育てる手順やコツをお伝えしたいと思います。ベランダ菜園を想定したプランター栽培を例として説明しますが、畑栽培の場合も要領は同じなので参考にしてください。

苗を買おう

ミニトマトを種から育てるのは初心者にとっては難しいと思いますが、苗から育てれば、比較的簡単です。病害虫に強い「抵抗性接ぎ木苗」を選ぶようにすると失敗が少なく育てられます。

苗を選ぶコツは、節の間隔が短く太い、濃い緑色・厚みがある・葉のツヤが良いものを選ぶと良いでしょう。葉が縮れている苗や黄色くなっている苗は避けましょう。一番花房の花が咲きかけているくらいのものは、ちょうど植え付けに適した時期の苗なので、目安にすると良いと思います。

土づくりをしよう

ミニトマトに限らず、家庭菜園の一つのポイントが土づくりです。ミニトマトの場合は、排水性の高い用土で育てるのがポイント。

一例ですが、赤玉土6.5に対して腐葉土が2.5、それにバーミキュライト1を配合します。更に石灰(用土10Lに対して10g)を混ぜます。植え付けの1週間前に元肥(化学肥料、用土10Lに対して10〜30g)を入れます。

植え付けをしよう

ミニトマトの植え付け時期は、15cmポット育苗の場合は第1花房が開花し始めた頃が最適と言われています。

※あまり若いうちに定植してしまうと、初期の生育が旺盛になるため、異常茎が発生しやすくなるので注意が必要です。

ミニトマトの植え方ですが、株間は40cm以上離し、植える場所には必ず盛土しておきましょう。ミニトマトは排水が悪いと病害を受けやすいので、盛り土することで排水性を高めます。

プランターに植える時、間隔が狭い場合は、第1花房を互いの株に対して外側に向け、実が内側にならないように気を付けましょう。トマトの花は茎に対して一定の方向に出てくる習性があります。トマトの苗を植え付ける時は、花芽の向きを一定方向に向けて植えると、収穫が楽になります。

支柱を立てよう

定植して2~3週間後には本枝が大きくなってきます。支柱にヒモで本枝を結んでいく必要があります。つぼみの反対側に支柱を立てて、ヒモで結んでいきます。

ミニトマトは本葉が7~8枚になる頃に最初のつぼみが出ますが、その後は3枚出るごとにつぼみが出ます。

水やりは少しにします。定植から1週間くらいしたら第3花房の開花までは極力控え、葉が丸まってしまうくらいまで水やりを抑えましょう。

水をやり過ぎて勢いが活発になると、異常茎や芯止まりの原因になるため、水量を抑えめにしながら、肥料の効き具合を調整します。収穫が始まったら様子を見ながら水量を増やします。

わき芽を摘もう

ミニトマトのわき芽は、そのまま側枝を伸ばしても良いと書いている本もありますが、プランター栽培など痩せた土壌で育てる場合は、放任だと実付きが悪くなったり実が大きくならなかったりすることがあります。必要以上のわき芽は、つまみ取った方が実成りが良くなります。

わき芽取りはできるだけ晴天の午前中に行い、病害の疑いのある株については、他の株に感染しないように最後に行うのがポイントです。

成長してからもわき芽摘み・整枝を怠らないようにしてください。実成りが悪くなったり、収穫量が落ちたり、日が当たらなくなったりして、ミニトマトの味が悪くなることもあります。

特に株元の葉が茂り過ぎると、風通しが悪くなって病害・害虫の住処となってしまうこともあります。病害と害虫対策としても、わき芽は必ず摘むようにして株元の風通しを良くしましょう。トマトは太陽光をたくさん当てやるのが実の収穫量を増やすコツです。

追肥をしよう

第1果房が膨らみ始めたころに1回目の追肥をおこないます。
最初の果実が大きくなってきたら、60cmプランターなら約15gほど株の周りに撒いて、土と軽く混ぜ合わせ、株元に寄せます。

※早い段階から追肥を行うと花が落ちやすくなり、着果しないことがあるので注意が必要です。

その後は、3週間に1回程度のタイミングで追肥を繰り返します。量は1回目と同程度で問題ないですが、根が広く張り出してきますので、株元ではなく株から少し離れた土の表面に撒くのがコツです。液肥の場合は1週間に1度の間隔で水やりを兼ねて追肥しましょう。雨が多い時期は樹勢が旺盛になりやすいので、追肥量を控えめにした方が良いでしょう。

収穫しよう

市販のホルモン剤を利用すれば、より確実に受粉させ、実を付けさせることができますが、ホルモン剤を利用しない時や、高層階のベランダで育てる時など、虫の飛来が少ない場所では確実に受粉させるために人工授粉を行いましょう。

授粉方法ですが、花の落下の危険がありますので手でやらない方がベター。棒などで支柱を軽くたたき、別の株同士で花粉を飛散させて受粉させる方法が一般的です。花粉は風などですぐに飛んでしまうので、花が咲いた日の午前中に行うのがコツです。

最初の花に結実させると栄養と水分が実の方に回り、茎と葉の成長が抑えられるので後の果実が付きやすくなります。

ミニトマトは、花が咲いて1か月後くらいから収穫できるようになります。ヘタの近くまで赤く色付けば、収穫適期です。

収穫の際は、房ごと取らずに果実を1粒ずつ、ヘタの上をハサミで切って朝の涼しいうちに収穫しましょう。

ポイント

おいしいミニトマトを育てるコツは水はけをよくして、土を乾燥気味にしておくことです。

ミニトマトは、水を多く与えると果実に含まれる水分が多くなり甘みが薄まってしまいます。ただし、水不足が続いた後で水を大量にやりすぎると、実が急激に水を吸収するため、果実が膨らむのに皮がついていけず破けてしまいます。

おいしいトマトのためには乾燥気味に作った方が良いという話を聞くことも多いと思いますが、初心者のうちは加減が難しいので、無理に乾燥気味にする必要はありません。いずれにしろ、水やりの水量には注意が必要です。

今回は家庭で美味しいミニトマトの栽培について、解説いたしました。
どうでしょう?今年の夏は自家製のミニトマトをたっぷり味わってみては?

s.yamamoto

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ツチカウ編集部の山本です。マーケティングを生業としながら、米とカボチャを生産する両親を支えつつ、日本の農の未来に想いを寄せています。

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