SDGsの具体的な取り組みをご紹介

社会×環境×農業

前回の記事ではSDGsの概要をお伝えしたので、今回は具体的な取り組みをしている企業を紹介したいと思います。
前回の記事はこちらをご参照下さい。
https://www.tsuchikau.com/sdgs202003

クボタの取り組み

まずは世界有数の農業機械メーカーであるクボタの取り組みです。

クボタでは「地球と人の豊かな未来へチャレンジ」のコンセプトの元、世界中で数多くの取り組みをしています。

例えば、アフリカでは低燃費で優れた耐久性をほこるトラクタを展開し、果樹園農家のニーズに答えたり、アジアでは牽引力と優れた耐久性で現地の過酷な使用にも耐える多目的トラクタ展開しています。
これらは主に目標1の「貧困をなくそう」と目標2の「飢餓をゼロに」に貢献しています。

また農業とは直接関係ありませんが、クリーンな水にアクセスすることのできる浄化槽を展開することで、目標3の「すべての人に健康と福祉を」と目標6の「安全な水とトイレを世界中に」に貢献しています。

その他にも「環境への取り組み」や「社会への取り組み」などを行っており、17の目標全てに関わる取り組みを行っています。

「クボタとSDGs」というページで紹介されているのでぜひご覧ください。
https://www.kubota.co.jp/sdgs/

NECの取り組み

次は電気メーカであるNECの取り組みです。

アフリカのモザンビークでは、農業の生産性が低く、低収入といった課題があるなか、優良種苗・肥料購入を補助するためのクーポン配布を行うFAO(国際連合食糧農業機関)の農家支援事業に電子マネー基盤を導入し、紙クーポンの電子化によりクーポン利用率が高まり、農業資材の円滑な流通を実現しました。また、クーポン利用履歴に基づくFAOの農業改善指導が可能になり、農業の生産性と収入が向上しました。
これらは主に目標1「貧困をなくそう」、目標2「飢餓をゼロに」、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献しています。

またカゴメと共創して、各種センサーから得られる気象・土壌データをもとに生育シミュレーションを実施し、収穫量・収穫適期を予測し、その土地に応じた営農アドバイスや、水・肥料・農薬などの使用量の最適化と収穫量の最大化を実現。また、収穫量・収穫適期の予測を踏まえた集荷作業の効率化と、加工工場の稼働率の平準化、輸送の効率化を実現することによって、食品ロス・廃棄を低減、資源の効率的利用、CO2排出削減など、社会課題解決に向けた取り組みを行っています。
これらは主に目標12「つくる責任つかう責任」、目標13「気候変動に具体的な対策を」に貢献しています。

NECでもその他数多くの取り組みを行っており、事例も多く記載されていますので、ぜひご覧ください。
https://jpn.nec.com/profile/sdgs/index.html?

inahoの取り組み

最後は日本のベンチャー企業inahoの取り組みです。

こちらの企業は前述したクボタ、NECとは違い、みなさん聞いたことがない企業だとは思います。
まだ具体的な取り組みはしていないようですが、SDGsに取り組む社会起業家のための世界最大のスタートアップ・コンテストExtreme Tech Challenge (XTC)の日本予選に出場する10社に選ばれました。

XTCとは、グローバル課題に取り組む起業家のための世界最大のスタートアップ・コンテストです。国連サミットで採択された、17つの持続可能な開発目標(SDGs)と連携し、地球と人類とが直面している最大の課題を、テクノロジーを用いて解決するイノベーターを発掘、支援しているコンテストで、2015年より開催され、毎年世界中から6,000社以上がエントリー。過去の出場企業はその後、合計で440億円もの資金調達に成功しています。

そんなXTCの日本予選の10社に選ばれたinahoとは何をしている会社か。
事業概要には『野菜収穫ロボットを中心とした農業生産プラットフォームの提供。AIを用いた事業開発。一次産業向けソリューションの提供。』と記載されています。
現在のサービスは、人工知能を使った自動野菜収穫ロボットを農家に貸し、農家は初期投資とメンテナンス費用が不要で収穫高に応じて利用料を支払うという仕組みを採用しています。
ロボットは収穫適期の作物を画像認識で判断して、ロボットアームで自動収穫。収穫対象をcm単位で設定可能なため、出荷基準に応じて、ロボットが自動で収穫することが可能なようです。

inahoにご興味を持っていただいた方はぜひホームページをご覧ください。
https://inaho.co/

まとめ

以上のように、具体的な取り組みを見てみると少しはSDGsも身近に感じられるようになったのではないでしょうか?
ではなぜ企業はSDGsに取り組むのでしょうか?SDGsに取り組むメリットは?デメリットは何かあるのでしょうか?
次回は、農業とは少し離れてしまうかもしれませんが、SDGsに取り組む意義について解説していきたいと思います。

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