春のみかん「カラ」はご存知ですか?

食×農業

春のみかん「カラ」は、温州みかんとキングマンダリンを掛け合わせた比較的新しい品種です。1935年にカリフォルニア大学のフロスト博士が、尾張系温州ミカンとキングマンダリンを交配し育成して生まれました。

ところがカリフォルニアではうまく育たず、商業用栽培に栽培されるまでにはいたりませんでした。それが1955年に日本にやって来て、わずかですが栽培され、出荷されています。

「カラ」は極めて濃厚な甘さと、ほどよい酸味が特徴。見た目は温州みかんと似ています が、味はオレンジに近く、外皮はややしっかり。

樹に成っている期間が長く、濃厚な果汁がたっぷりでジューシー。

実ができてから収穫まで、およそ1年も樹上で育てます。そうすることで果実に養分を行き渡らせ、糖度を高めることができるのです。この長い栽培期間のため、栽培している農家が少なく、世界でも商業用栽培をしているのは日本くらい。とても希少なみかんのひとつです。

いつものみかんと同じように皮は手でむけますし、中の薄皮もそのまま食べられます。

三重ブランドとして認定されている「南紀みかん」のなかでも春みかんである「カラ」は、雨が多いと酸が穏やかになる特徴を生かした希少なみかんです。

このカラは、「カラマンダリン」とも呼ばれます。

この「マンダリン」は中国清朝の官吏のこと。清朝は愛新覚羅溥儀が「ラストエンペラー」という映画にもなりました。清朝の皇帝は北京の紫禁城におりましたので、清朝の高官である官吏の使う北京語のことも指します。

なぜマンダリンがみかんの名前になったかというと、その官吏の服の色がみかんのようなオレンジ色だったからだそうです。

黄色は皇帝の色。オレンジは高級官僚の色だったんですね。

今でもハリウッド映画などでマンダリンという名前の付くキャラクターがアジア系なのは、こういった背景があってのことのようです。

おうちで映画を見ながらのみかん、落ち着きますね。

最後に、春のみかん「カラ」を直販で買えるサイトをご紹介します。ぜひご覧になってください。

→ ご購入はこちらから(農家直売どっとこむ)

s.yamamoto

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ツチカウ編集部の山本です。マーケティングを生業としながら、米とカボチャを生産する両親を支えつつ、日本の農の未来に想いを寄せています。

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