田んぼやハウスの栽培管理をスマホで…シンプルで実用的なスマート農機「farmo」がスゴい

ニュース・新着情報

次世代の農業界を担う?!との名目で颯爽と登場した感のある「スマート農業」という語。スマホアプリやAI(人工知能)、ドローン、IoT(モノのインターネット)といった最先端の情報技術を駆使して、農作業を効率化しようという試みで様々な企業が技術開発を競っています。

けれどそういった装置には当然多大なコストが掛かることが予想されますし、そもそも使いこなせるのかどうかという不安もある。なかなか一般の農家さんには浸透するまで時間がかかりそう…と思っていた矢先、新しいスマート農業機器の情報が編集部に飛び込んできました。

使い方もめちゃくちゃシンプルで、しかも価格もお手頃とあって、これは本当に次世代型農業を押し進める台風の目になるのではないか?!ということで、今回はこのスマート農機「farmo」をご紹介したいと思います!

ここがスゴい!田んぼの水位がスマホでわかる

本体を田んぼに設置し、スマホにダウンロードしたアプリを起動すれば、本体に内蔵された超音波センサーのデータ、つまり田んぼの現在の水位を確認できます。本体の電源は太陽光発電でまかなうので、24時間連続稼働して朝昼夜を問わず田んぼの水周りをチェックできます。

田植えを終えてから、稲刈り前に田んぼを干すまでの期間、大切な農作業の一つが「水の管理」であることは言うまでもありません。水が減ってきたから水門を開けないと…降雨で用水路が増水し田んぼの水位が上がっているから水を止めないといけない…そんな入水・止水の制御が必要かどうか、現場に行かなくてもスマホで知ることができちゃいます。

さらにスゴい!給水ゲートを設置すればスマホで水の出し入れも

水位センサーとは別売になりますが、給水ゲートをあらかじめ田んぼの吸水口に設置しておけば何と!スマホをタップするだけで遠隔操作で水門の開け閉めができてしまいます!もちろんこちらも太陽光による自動発電機器。

水位センサーと給水ゲートの自動給水システムで完全に「スマート水管理」ができてしまう。田んぼにいちいち出向く手間隙が減り、夢のような稲作ライフが送れること間違いなしのセットです。

給水ゲートの動作説明をする開発元の笹本さん

これもスゴい!ハウス栽培での計測指標がスマホで一目瞭然

一方、イチゴやトマト、メロンなどビニールハウス栽培をしている農家さんもいらっしゃるでしょう。ハウスの中の温度や湿度、土壌水分なども常に気にして管理していないといけないですよね。

先ほどの田んぼ用水位センサーよりさらに高機能な「ハウスfarmo」では、なんとハウス内部の必要な指標をスマホで一目瞭然で把握することができます。

計測できる主な指標は以下の通りです。(イチゴ農家用の場合)

  • 気温
  • 湿度
  • 飽差
  • 土壌水分
  • 地中温
  • 成長点温度
  • 照度
  • CO2

アプリ内では、グラフで指標の時間変化をみることもできますし、異常があればスマホのプッシュ通知でお知らせしてくれるという便利機能付き。

設置も簡単です。ハウス中央などの計測したい場所に本体を設置すればOK。太陽光発電で24時間稼働しますので電源も不要です。

シンプル機能、かつお手頃な価格で農家さんのお財布事情にも安心

ここまで見ていただいて、とてもシンプルな機能の製品だということはお分かりいただけたと思います。シンプルさって大事ですよね。

気になる価格ですが、これまたお手頃。

  • 水位センサー ・・・ 19,800円
  • 給水ゲート  ・・・ 52,800円
  • ハウスfarmo ・・・ 161,700円(別途月額使用料3,300円)

ということで、小規模農家さんなら田んぼにセンサーを1〜2本設置、給水ゲートを合わせても10万円程度でスマート稲作が実現できてしまいます。1本試しに買って使ってみたら具合が良いので追加で何本も購入される農家さんもいらっしゃるとか。

ハウス農家さんの場合は少しお高めですが、それでも同等の設備投資をするとなれば、他社製品だと一桁違う金額になる可能性も高いので、お手頃と言えます。農家のお財布事情に優しい製品と言っても過言ではないのではないでしょうか。

farmo、どこで買えるの?

各地域によって販売経路が異なるようですが、地域によってはメーカーから購入できたり、JA(農協)から購入できるケースもあるようです。
詳しくは下記にお問い合わせいただければと思います。

【お問い合わせ先】
株式会社ぶらんこ
[本社] 〒321-0966 栃木県宇都宮市今泉1-2-6 増渕ビル4階
[開発] 〒321-0301 栃木県鹿沼市北半田432
TEL::028-600-4501  メール:support@farmo.tech

ちなみに、2017年から販売開始されたこのfarmoシリーズですが、出荷数は既に1,000台以上にのぼっているとのこと。

もしかしたら近い将来、田んぼやハウスにfarmoが設置されているのが当たり前…という農村風景を見る時が来るかもしれません。リーズナブルにスマート農業を実現したい方はぜひチェックしていただきたいと思います!

詳細はWEBページでチェックしてくださいね!
https://farmo.tech/

s.yamamoto

33,900 views

ツチカウ編集部の山本です。マーケティングを生業としながら、米とカボチャを生産する両親を支えつつ、日本の農の未来に想いを寄せています。

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。