腰痛や肩こりに悩む農家さんへ!自宅でできる運動メソッドで予防改善を

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農業に従事されている方の中には、職業病とも言える腰痛や肩こりを抱えている方も多くいらっしゃいます。そこでFOODBOX株式会社(以下、FOODBOX)では『農家×コンディショニング』の企画・開発を始めました。
農家さんが頻繁に繰り返す動きや、独特の生活リズムに特化した “体を整える=コンディショニングする方法” をオンラインで提供するとのこと。

今日は、FOODBOXの新規事業としてスタートした『農家×コンディショニング』メソッドの開発と提供を行う、ボディワーカーの木村美穂さんにお話を伺いました。

『農家×コンディショニング』メソッド開発者 木村美穂さん

Q:今回ボディワーカーとして『農家×コンディショング』に関わっていらっしゃいますが、そもそもボディワーカーとはどういったお仕事なのでしょう?

木村さんA:ボディワーカーはボディワークの指導者、ボディワークとは「体に働きかけることで、より楽で自由な動きを学習するメソッド」です。

指導という言葉はあまり好きではないのですが、施術とも違うと思うので…。

というのも、ボディワーカーはマッサージや整体のような一方的な施術はしません。

自分の体を知り、体が発するサインに気づき、自由を取り戻すためのサポートを行います。指導を受けてくださる方が、受け身ではなく能動的に取り組んでこそ効果を感じられるのがボディワークです。

少し難しいように感じるかも知れませんが、私のご提案するメニューは痛みもありませんし、器具も一切使いません。使うとしてもタオルくらいです(笑)。

広いスペースも必要ないですし、体ひとつで気軽にできる点が特徴ですね。

Q:思っていたよりもボディワークが身近に感じられるようになりました!木村さんがボディワークを始めたきっかけは何だったのでしょうか?

木村さんA:中学から高校まではバレーボールに明け暮れる日々を送っていたのですが、スポーツにはケガや心身の不調がつきもので。

「体の故障や不調を抱えたときに、相談できる人が近くにいてくれたら心強いのにな」とよく感じていました。

当時の経験からアスリートの健康を支える『アスレティックトレーナー』を志し、専門学校卒業と同時にアスレティックトレーナーの資格(JSPOーAT)を取得しました。

大学男子バレーボール部のチームでトレーナーを務めながら整形外科クリニックにも入職して、そこで運動療法に出会ったんです。

アスリートではない一般の方が求める体の動かし方や、日常生活でおこなえる運動の大切さを知り、これがボディワーカーを目指すきっかけになりました。

その後は介護事業や脳神経外科クリニックのリハビリテーション科に勤務して経験を積んで、2018年にボディワークサロンの『COHPLUS(コープラス)』を開業、今に至るという感じです。体にまつわる様々な企画やレッスンを提案する中でFOODBOXさんともご縁があり、今回の企画にも携わらせていただきました。

トレーニングではなくコンディショニングで「習慣化」を狙う

Q:体を鍛える「トレーニング」ではなく、体を整える「コンディショニング」を提供する理由はありますか?

木村さんA:心身の健康を考える上で何よりも大切なことは「自分にあった方法で、どう続けるか」だと思っています。

世の中にはコンテンツが溢れていて、無料で楽しめるものも多いですよね。でも、動画や書籍を参考にやってみても「それを自分の生活に浸透させるにはハードルが高い」という声もよく耳にします。

誰かにとっての良い方法が自分にとっても良い方法とは限りませんし、始めは良くても続けられなければ思うような効果は得られません。せっかく自分の体に興味を持ってアクションしたのに、続けられなくて辞めてしまうのはもったいないですよね。

どんなに些細な運動でも、たった数回であっても、続けていれば必ず体にいい変化をもたらします。逆に言えば、続けられないようなハードな運動はおすすめできません。

習慣化させるには、無理なく生活に根付かせていく必要があります。

運動習慣のない方がいきなり筋力トレーニングを始めても、体も心もついていけませんよね。

多くの方が抱える課題である「習慣化」という視点から、体を整えるコンディショニングを追求して、実践しやすく続けやすい形で伝えていくことが私の使命だと思っています。

農家さんの腰痛や肩こりを改善するコンディショニングメソッド

Q:『農家×コンディショニング』という農家さんに特化したメソッドを作った理由を教えてください。

木村さんA:メソッドを作った理由は「セルフマネジメントできる農家さんを増やして、長期間のパフォーマンス向上に貢献するため」です。

私は以前から、職業ごとのコンディショニングメソッドがあるべきだと考えていました。

それぞれの職業だからこその悩み、課題の解決のために何かできないかと模索していたんです。今回、農業界とのご縁をいただいたことで、その第一歩が踏み出せたと感じています。

Q:今回FOODBOXの新規事業として『農家×コンディショング』を企画した経緯を教えていただけますか?

木村さんA:FOODBOXが運営するオンラインサロン『#FOODlab』のアシスタントや、サロン内でのコンディショニングコラムの執筆などを行っているご縁で、この企画が始まりました。

#FOODlabで活動を始めてから、農業の大変さと食の大切さに改めて気づかされましたし、考える機会をたくさんいただいて。

「食べることは生きることであり、それを支え続ける農家さんのために何かできないか」と考えるようになったんです。

そんな想いがきっかけとなり “農家さんのためのコンディショニングメソッド” の開発に至りました。


オンラインレッスンで指導する木村さんの様子

Q:『農家×コンディショニング』の具体的な企画内容、メソッドの内容を教えてください。

木村さんA:この企画の最終的な目標は「農家さん自身がセルフマネジメントできる状態にする」なので、永続的なサポートではなく、3ヶ月間の期間限定サポートとしています。3ヶ月間継続できれば、体に変化を感じられるはずだと考えました。

具体的なコンディショニングメソッドは大きく分けて3つです。

まず1つ目は個別のヒアリングシートでの状況把握。
睡眠や体の疲労度、柔軟性の変化などを定期的に記録し、あらゆる側面からコンディショニングを捉えられる仕組みにしました。 
企画に参加する前後で、体にどんな変化があったかが明確にわかります。

2つ目はもっとも重要なメソッドであるオンラインレッスン。
頻度は月に2回、30分です。
企画参加者が集まり、ライブにてエクササイズやストレッチをおこないます。
動画のアーカイブはすべて残しておくので、参加できなかった方や復習したい方にも観ていただけます。
ひとりだとついサボってしまいがちでも、誰かと一緒だったら頑張れるかもしれないですよね。
逆に誰かと一緒だとやりにくい方もいらっしゃると思います。
それぞれに合った方法で、レッスンを楽しく受けていただけるように配慮しています。

3つ目は、必要に応じて行うフォローアップ動画の配信です。
参加者それぞれでコンディショニングの目的は違うため、全体的なレッスンではフォローしきれない部分を個別でいただいた質問をもとに動画で解説します。
「月2回のオンラインレッスンの内容では、飽きてしまう」「もう少し手軽に出来るものを知りたい」などの要望を解決する目的もあります。


オンラインレッスンに参加する農家さん

農家さんに特化したメソッドの必要性

Q:『農家×コンディショニング』のメソッドが、他のコンディショニングメソッドと違う点はなんでしょうか?

木村さんA:農家さん特有の体の動かし方に特化している点、そして冒頭でもお話ししたように「習慣化」をテーマにしている点です。

私たちは、自分の体の癖や習慣を驚くほど知りません。
そして、その癖や習慣が原因となり、心身にさまざまな不調を起こしていることも知りません。

例えそれが一時的な不調だったとしても、現れた症状に理由は必ずあります。

『農家×コンディショニング』は、農家さんならではの体の使い方から不調の理由を探り出し、コンディショニングしていくメソッドです。

職業病という言葉があるように、職業によって習慣や働き方は大きく異なります。職業特有の不調に寄り添うには、その職業に特化したメソッドが必要だと考え、農家さんに特化したコンディショニングメソッドを開発しました。

コンディショニングメソッドと聞くと、何かすごいことをやるんじゃないかと思われるかもしれませんが、今すぐ実践できるエクササイズやストレッチなどをメインに構成されています。メソッドのキーワードは、身構えずにすんなり始められる「習慣化」のしやすさ。これほどまでに習慣化を軸にメソッドを組んでいるものは、他にはないと思っています。

3ヶ月間でオンラインレッスンは全6回。時間にすると180分です。

それだけ?と思うかもしれませんが、自分の体を整えることが習慣化すると、レッスン以外の時間にも自然とコンディショニングをおこなうようになります。そうなれば180分が何倍にも、何十倍にもなっていきますよね。

自分にとって続けやすい回数・方法を参加者一人ひとりが考えて実践していけば、3ヶ月後には習慣化が身についているはずです。自発的に考えて動く機会を奪わないために、「このストレッチを30秒3セットやってください」というような一方的な指示は避けています。

それぞれの抱える課題を考えながら改善して、習慣化していくまでをサポートする。

農家の皆さんと一緒に最適なメソッドを作っていく。

そんなイメージで『農家×コンディショニング』に携わっています。

意外と運動していない!?農家さん特有の体の使い方

Q:実際に企画が始まってから、想像していたこととのギャップ等はありましたか?

木村さんA:初期のヒアリングで「農家さんは意外と運動していない」と聞いた時は衝撃でした(笑)。

これまで、農業の現場を見たり聞いたりする機会は無いに等しかったので、「農家さんは体を酷使する」という印象があったんです。

ヒアリングを重ねるうちに「局所的な体の使い方をしているので、一定の部分に負荷がかかりやすい」ということがわかり、とても納得しました。作業内容によって使う場所は違えど、全身運動というよりも同じ動作の繰り返しで体に負荷がかかっているんだな…と。だからこそ、腰痛や肩こりも多い。

それに、移動はほとんど車なので全体的な活動量もさほど多くないんですよね。

農業の現場経験がある方に「都内にいるほうがよく歩く」と教えてもらって、なるほどと思いました。

Q:たしかに農家さんは生活スタイルを含め、特殊な環境で仕事をしていますよね。今後更に農家さんにフィットしたメソッドにするための課題はありますか?

木村さんA:農家さんは農繁期になると過酷なスケジュールをこなす必要があり、時期的な体の痛みや不調も多いと聞きます。

1年のサイクルがある程度安定している農家さんだからこそ、上手く体をケアできれば、健康的に農業ができるのではないかと考えました。また、ヒアリングを通してセルフマネジメントが苦手な人が多いという点も課題だと分かりました。

また農家さんは個人経営がほとんどで、会社員のように決まった時間だけ働くわけでもありませんから、体や健康に注意を向ける機会が少ないのかもしれません。今回の企画に参加してくださった農家さんから得た学びを課題として真摯に受け止めて、更にメソッドを成長させていきたいと考えています。


グループレッスンの様子

安定したパフォーマンスが健康と経営を両立させる

Q:コンディショニングは農家さんにどんな影響を与えるとお考えになりますか?

木村さんA:農家さんに特化した部分でいくと、安定したパフォーマンスの実現ですね。

人間は季節や気温、ライフイベントなど、さまざまな要素のストレスを受けながら生活しています。もちろん、しっかり休みをとることもコンディショニングの一環ですが、中々思うように休息をとれない場合もありますよね。それでも体調によってパフォーマンスに差が出ないようにするのは、仕事の上で大切な要素ではないかと思うんです。

農家さんに限った話ではないと思われるかもしれませんが、農家の皆さんは他の職業以上に体調を理由に作業を投げ出せない環境にいらっしゃいます。

栽培している農産物は生き物なので「明日頑張るから今日はちょっと待って」とはいきません。天候による急な作業が入る場合も多々あります。人間が生きるために必要不可欠な「食」である農産物を作り続ける、そのプレッシャーと責任は計り知れません。

どんな状況であっても安定したパフォーマンスを発揮するためには、コンディショニングによるセルフマネジメントは非常に有効です。安定したパフォーマンスは安定した経営に繋がり、安定した収入に繋がります。

また、日本の農家さんの平均年齢は67.8歳(令和2年、農林水産省調べ)と、高齢化も進んでいるのが現状です。生涯現役で活動していくためにも、農業は楽しいと次世代に伝えて新規就農者を増やすためにも、食・農業界を支える方にはコンディショニングでのセルフマネジメントが必要だと考えています。

Q:どれも大切なことですね。コンディショニングを行う頻度はどれくらいが理想なのでしょうか?

木村さんA:毎日できれば最高だと思います。

ですが、個人的にそれを推奨するかと言われるとNOです。

というのも「毎日やらなきゃ」と思うと、その瞬間に「習慣化」が遠ざかっていくから。

人間の心理って面白いですよね(笑)。

なのでまずは「実施する」ことよりも、「思い出す」頻度を増やすことにフォーカスします。

レッスンでやったことの中から、どれか1種類を1回でもできたらもちろん素晴らしいです。でも実際に体を動かさず、1回思い出すだけでも上出来だと思ってください。それまで何もやっていなかったのなら、その1回はすごい進歩だと思いませんか?

「なんてことない」と思われるような積み重ねが、大切なことだと参加者のみなさんにもお伝えしています。

思い出す頻度が増えれば、自然と体は動き出します。それが徐々に習慣化し、例え3分でも体を整える日々を重ねていけるようになれば、セルフマネジメントが実現していると言っていいでしょう。

自分に向き合う時間は、体の些細な変化に目を向ける機会になります。健康を保ち、仕事もプライベートも安定して充実させるためにも、頻度にとらわれず無理のない範囲で継続していただきたいですね。

『農家×コンディショニング』を体験した農家さんの声

実際にメソッドを体験した農家の皆さんの声をご紹介します。

農家さんの声①

(福岡県/30代男性/お茶農家)
体の使い方や正しい姿勢、筋肉のほぐし方など、農作業や体のケアに役立つ情報を教えていただきました!
体が資本と言われる農業で、もっとも重要な取り組みだと思います。腰回りを痛める事が多いので、正しい中腰の姿勢や腰回りの筋肉のほぐし方などが特に役立ちました。
普段の意識も変わり、ちょっとした時間にストレッチをするようになりました。

農家さんの声②

(京都府/30代男性/果樹農家)
日々の農作業で膝や腰に疲労がたまり、体が壊れてしまうのではないかという不安を感じることもありましたが、コンディショニングで正しい体の動きを学び、実践することで、徐々に体の状態をコントロールできるようになってきました。


オンラインレッスンに参加する農家さん

世界が認める『農家×コンディショニング』を目指す!

Q:『農家×コンディショニング』で実現したい、今後の展望や目標はありますか?

木村さんA:今後はライブのレッスンだけではなく、動画配信の数も増やしていくことを視野に入れています。選択肢を増やし、参加者が「自分にはどれが必要か」を考えて選んで実践できるプラットフォームにしていきたいです。本企画を通して、毎日の生活の中でコンディショニングに興味を持ち、少しずつ続けていくことで「気がつけばこれまで感じていた腰痛や肩こりは消えて無くなっている!」そんな過程を目指しています。

またサポートできる農家さんを増やすために、この企画の認知を拡大したいと思っています。

『農家×コンディショニング』が当たり前の世の中になるよう、現在関わっている方の課題解決に真摯に取り組み、結果を残していく所存です!

そしてゆくゆくは「日本の農家はみんなコンディショニングに力を入れている」と世界に認知されるようになったら最高ですね。

世界一元気な農業界を作るコンディショニングメソッドにしていきたいです!

筆者:素敵ですね!お話しいただきありがとうございます!

ボディワーカーでありながら農業界に飛び込んだ、木村美穂さんのお話をお伺いしました。木村さんが農業界に播いた新種の種、『農家×コンディショニング』は、花が咲き、実になる時を待っています。

池田夏子

学生時代にミャンマーの農村部で農業技術支援を経験しました。 農学部卒業後、FOODBOX株式会社に入社。 全国の農家さん向けに経営や販路開拓などをサポート、...

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