豊かさをデザインする!?パーマカルチャーから考える農業とライフスタイル

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みなさん、いまのご自身の生活を振り返って、「ロスしてるな…」と思うことはありませんか。つい買ってしまう、余計なエネルギーを費やしてしまう、無駄な時間を過ごしてしまう…さまざまなことが思い起こされるかもしれません。

そこで今回ご紹介するのは、パーマカルチャーです。パーマカルチャーは、人や自然、文化がともに豊かになるような関係性を築いていくためのデザイン手法のこと。

そんなパーマカルチャー、具体的にはいったいどんなデザインなのでしょうか。

参照

ソーヤー海が語る「パーマカルチャー」の魅力。それは「自分がどう暮らしていきたいか」に対して、「いますぐできる何か」を積み重ねられること。 greenz.jp

豊かさのデザイン それがパーマカルチャー

パーマカルチャーは、1960年代にオーストラリアの教師・生態学者であるビル・モリソンらが体系化しました。永続可能という意味の「パーマネント」、農業を意味する「アグリカルチャー」、文化という意味の「カルチャー」からつくられた言葉です。

どうしたら永続可能な農業ができ、人の暮らしも豊かにできるのかを考えるのがパーマカルチャーであり、農業、植物、動物、建築、仕事、コミュニティなどあらゆる環境の豊かさを考えるのが特徴です。

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パーマカルチャーとは? 暮らしを見つめ、森をつくっていく持続可能な社会システム ELEMINIST

パーマカルチャーとは パーマカルチャーセンタージャパン

ソーヤー海が語る「パーマカルチャー」の魅力。それは「自分がどう暮らしていきたいか」に対して、「いますぐできる何か」を積み重ねられること。 greenz.jp

パーマカルチャーが掲げる3つの倫理

人・自然・文化がともに豊かになるようにデザインをするパーマカルチャー。そんなデザインを実現するには3つの大切な倫理があります。

地球を大切にすること

地球が健康でなければ人間は生きていけません。あらゆる生きものが助け合い、自然と人間が互いに搾取することなく生きていくことが大切です。

人を大事にすること

生理的欲求、精神的欲求、社会的欲求を、自分も他者も満たせるようにすること。自分が豊かになれば、周りの人に豊かさのおすそ分けができます。

豊かさを分かち合うこと

お金、食べもの、時間、能力…豊かさを他者と共有することで、社会全体の循環が良くなります。

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パーマカルチャーの倫理・原則 PERMACULTURE CENTER JAPAN

ソーヤー海が語る「パーマカルチャー」の魅力。それは「自分がどう暮らしていきたいか」に対して、「いますぐできる何か」を積み重ねられること。 greenz.jp

パーマカルチャーの手法

パーマカルチャーを農業という角度から考えるとき、いくつか大切な考え方があります。

すぐ始めない まずは観察すること

まずは、どこにどういう生きものがいて、どんな豊さがあるかを観察しましょう。たとえばアイガモなら、田んぼでは雑草や害虫を食べてくれたり、糞は肥料になったり、食用にすることもできたりします。観察するうちに、自然で起きている生いかしあうつながりが見えてきます。

ビジョンを描く

観察したうえで、自分がどう暮らしたいのか、どんな豊かさのなかで生きたいかを考えましょう。

ゾーニング

ビジョンが描けたら、ゾーニングです。ここでは一例を示します。家をゾーン0、人間が手を加えない場所をゾーン5と決めその間の場所を4つのゾーンに分けていきます。1日1回水やりに行く場所をゾーン1、週に数回行く果樹をゾーン2…というようにグラデーションをつけるのです。たとえば、ゾーン0のキッチンのそばにゾーン1のハーブガーデンをつくれば、すぐに摘み取ることができて便利ですよね。

初心者でもできる!パーマカルチャー農業

①スパイラルガーデン

その名の通り、石やレンガでつくる螺旋形の花壇です。中心を高くすることで、日当たりに差をつくります。乾いた土壌と湿った土壌ができるため、それぞれの環境に適した植物を1つの花壇で育てられます。手入れや水まきも楽にできるのが特徴です。

②キーホールガーデン

上から見ると入り口が鍵穴のようになっていて、そこから出入りします。入った先の中心部にはコンポストをつくり、栽培、収穫、調理、破棄のサイクルがしやすい農業です。

もっと詳しく知りたい!、また誰かに習ってから始めてみたい!という方には、パーマカルチャー・センター・ジャパンをおすすめします。さまざまな講座が開かれていて、実践しながらパーマカルチャーを学ぶことができます。

まとめ

パーマカルチャーを初めて知った方は、身近でできること、無理なく楽しめることから始めてみてください。とりあえず植えてみる、収穫したものを友だちにシェアしてみる…そうして自然と食、人のつながりを少しずつ取り戻すことから。

自分が豊かになるライフスタイルを探すこと。キャリアや健康状態に合わせてデザインを変えていくこと。ロスが減り、つながりが生まれ、みんなが喜びに満ちた循環をつくること。このどれもがパーマカルチャーです。

参照

ソーヤー海が語る「パーマカルチャー」の魅力。それは「自分がどう暮らしていきたいか」に対して、「いますぐできる何か」を積み重ねられること。 greenz.jp

ソーヤー海直伝、豊かな暮らしをパーマカルチャーデザインで実現する方法(前編) greenz.jpz.jp

ソーヤー海直伝、豊かな暮らしをパーマカルチャーデザインで実現する方法(後編) greenz.jp

Shuhei Miyagawa

フリーランスのライター。ボランティアでキャリア教育と国際協力やってる信州人。農業に関わる人たちの”想い”を届けたい!

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